
治療理論
治療の目的
症状をいかに早く改善させるかにまず焦点を絞り、治療を行います。当たり前のようですが、実際に他の病院等で治療を受けてもなかなか改善されなかったり、逆に症状が強くなったという方もお見えになっています。今出ている症状はもちろんの事、 イネイトインテリジェンス (=生まれながらにして備わっている身体の機能を正常に保とうとする能力や自然治癒力を上げる事)を目的に治療を行います。
自然治癒力が十分働けるようにするには?
脳が必要十分に活性化している状態、すなわち身体の隅々末端に至るまでの情報が即座に脳に伝えられ、その情報をもとに脳が速やかに判断し、各器官に指令を出し、それが円滑に処理される状態にする事です。
脳が必要十分に活性化し働ける状態とは?
脳は、ボールに水を張った中に入っている豆腐のような状態で、頭の中に浮いているみたいに存在しています。その水の役割をしているのが脳脊髄液と言われる物で、脳と脊髄を衝撃から守る働きや熱の放散、栄養を補給したり、不純物を浄化するなどの働きをしています。この脳脊髄液は、脳に必要十分な血液が供給されると、脳のある部分から十分産生されます。そして、身体の隅々まで循環し、最後に末端で吸収されるというこのサイクルが、どこの箇所にも滞ることなく行われる状態であれば、脳は十分な働きをする事ができます。
どのような状態になると脳が十分働けなくなるのか?
一般的な治療で言うと、脊柱が歪む事でその中を通っている脳脊髄液の循環が悪くなります。また神経の流れも悪くなりますので、脳への情報の伝達や末梢への指令が遅れたり滞ったりします。その状態が慢性化すると各器官の機能も段々低下していきます。また脳脊髄液の循環が悪いと言う事は、流れが悪い川は水が濁るのと同じような状態になっていることが想像出来ると思います。脳脊髄液がどこかで詰まっていると、脳で産生された脳脊髄液は各器官に流れていかず頭の中に貯留するようになります、その状態がさらに長く続くと頭の中の圧力が常に高い状態になり、いつしか危険回避の為に脳脊髄液の産生を抑えるようになってしまいます。すると脳への栄養補給や熱の放散、浄化が滞るようになり脳の機能を十分発揮出来ないようになっていきます。
なぜ脊柱は歪むのか?
まず歪みの原因は、大きく分けて先天的要因によるものと後天的要因によるものに分けられます。先天的要因とは両親の DNA により受け継いだもの、妊娠中に母体内で起こっている現象、例えば母体内で胎児は、頭を母親の骨盤に押し付けているような状態でいます。このときの状態が胎児の頭蓋骨を変形させます。さらに出産期に狭い産道を通る際にも胎児の頭蓋骨にはかなりの捻じれストレスがかかり出産されます。そのときの頭蓋骨の捻じれが硬膜という膜を介して頭蓋骨や脊柱を歪めます。これがその人のもって生まれた歪みです。その後、重力や日常の姿勢やケガ・ストレス・疲労や老化、内臓の疲れによる内臓―体性反射からくる筋肉の引きつれなど様々な後天的要因によりドンドンと身体は歪み、それを補正する為にまた歪み、これらを繰り返しながら身体は歪み、ついには老化による器質的変化が起き関節は固くなり、なかなか治らない慢性度の高い歪み、症状を作り上げてしまいます。
なぜそのような事が起きてしまうのでしょうか?
大多数の方は、症状のある場所を治療する事によって身体は回復傾向に向かい、安静にしている事でさらに改善していきます、しかし一部の症状が慢性化傾向にある方や身体の疲労が酷い方は、今の身体の状態を見極めながら症状を出している原因を見つけ出し、治療していかないと症状は改善していきません。少しでも早く良くしようとたくさん良い事をしても、身体がそれについていく力が無ければ、弱らせてしまうだけで症状はなかなか改善していきません。
では、どのように施術を進めるのですか?
まず、症状を如何に早く沈静化させるかに焦点を絞り治療を行います。症状が出ている箇所であればその場所を治療します。しかし、症状を出している原因が他にある場合、その原因を見つけ出し治療を行います。ほとんどの慢性痛を出している場合、後者がほとんどです。ですから、慢性痛に関しては再発する事が多いのです。
症状が沈静化した状態からが、本当の治療になります。最初に説明したように、イネイトインテリジェンス(=自然治癒力)など、本来身体に備わっているはずのすばらしい力を最大限引き出すことが出来る身体、脳が必要十分に快適に働ける状態になるよう治療を行います。
すなわち、身体の歪みを整え、脳脊髄液の流れが必要十分に生産され、循環し、吸収されるサイクルが円滑に行えるようにし、また維持できる身体にする事を理想とし治療を行います。ですから、少しでも若いうちに一日でも早い治療が必要になってきます。老化は身体の状態、脳の働きが悪いほど進んでいきます。
ですので、できる限り初期の状態で治療を行いましょう。また、慢性化した状態も症状をまず除去することから始めましょう。当院でも誠実に真摯な態度で治療していくことをお約束いたします。
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