
肋間神経痛
難治性のことが多く、早期からのアプローチが重要です。
肋間神経痛とは…
胸などに痛みがある疾患は様々ありますが、肋間神経痛とは、胸や背中、時にはお腹に片方に帯状に痛みやシビレがでてくるもので、原因が肋間神経自体やその通り道に異常があるものを言います。
特徴
突然、鋭い痛みを感じ肋間神経に沿って、感覚の過敏性が見られます。症状は程度により様々ですが、肋間神経の通り道に沿って押すと痛みが強かったり、持続性にシビレや発作的に痛みがでたりします。また肋間神経の出口(背骨:胸椎の椎間孔)が狭くなっている場合などでは、身体を捻ったり急に姿勢を変えたり、強いセキ等で痛みが誘発されることがあります。同じような痛みでも帯状疱疹や内臓が原因で痛みが出ていることもありますので、注意が必要です。
東洋医学的見解
東洋医学では肋間神経痛は、肝経という人体の経絡のルートが関わっているものが多く見られます。「肝」の気の流れが悪くなったり、横にそれたりすると痛みが出てきます。「肝」に関わるものとして「怒」「筋」「眼」などがあります。 噛み砕いて説明すると、怒ることが多い、いらいらしやすい、筋疲労や眼精疲労があると「肝」に影響し、「肝」の気を乱すので痛みが出てきます。ですので、自律神経を整え、筋疲労、眼精疲労の治療を含めた全身治療を加療することにより、回復する土壌が整い局所の治療効果があがります。
鍼灸治療
鍼灸治療の対象となるのはいわゆる肋間神経痛(上述)と呼ばれるものと帯状疱疹の後に痛みが残ったものとなります。痛みが主症状ですから、痛みを増強させたり、誘発させないように鍼灸治療は行います。
局所治療
肋間神経を圧迫している部分に鍼をさし、神経の圧迫から開放します。痛みやその周辺、肋間神経に沿って鍼やお灸をしていくことによって痛みを除去します。
全身治療
痛みにより身体が興奮状態にありますので、自律神経を調節して、身体をリラックスさせていきます。これにより間接的に肋間神経に刺激を与える原因を和らげて行きます。全身的にツボと呼ばれる場所に鍼やお灸をしてリラックスさせ、症状を悪化させる要因を取り除き、治癒能力を上げていきます。
その日の体調にもよりますが、局所的、全身的治療を同時に行っていきます。これにより痛みから早期に解放されていきます。
主なツボ
局所治療は痛みに沿ってツボをとります。 全身治療は局所に加え、百会、手三里、合谷、膈兪、肝兪、太衝などです。
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